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歌集 ドッグイヤー / 小田桐 夕
¥2,750
新刊本 小田桐 夕 著 六花書林 2024年 初版
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HAJÓS ハヨーシュ 短歌と趣味の本
¥800
新刊本 濱松哲朗 2024年発行 以下、発行者HPより 【短歌】 大橋春人「ボヘミアン/ヒガンバナ」 小田桐夕「窓、窓、窓」 中島裕介「not re:creation」 濱松哲朗「風祭」 文月郁葉「野馬分鬃」 三沢左右「紙でつぱう」 【日記】 大橋春人「ある中年男性の在宅愛媛FC応援日記」 小田桐夕「さんぽ、ときどき立ちどまる」 中島裕介「HAJÓSのための日記(わたしはどんな船に乗ってしまっているのか)(抄)」 濱松哲朗「動くのがつらいんだ日記」 文月郁葉「太極拳初心者の記録」 三沢左右「ほわいと・らいおっと」 冊子名にあるとおり、テーマは「趣味」。6人の歌人による「短歌連作」と「趣味にまつわる日記」を収録しました。
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西瓜 第15号
¥500
新刊本 短歌同人誌『西瓜』 西瓜編集室 2025年
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書庫をあるく / 南陀楼綾繁
¥2,530
新刊本 南陀楼綾繁 著 皓星社 2024年 以下、編集社HPより 目次 はじめに 《地域の知を育てる》 県立長野図書館 --書庫の「中」と「外」をつなげる 伊那市創造館 --時代の風を受けながら 宮城県図書館 --「本の虫」たちの系譜 長岡市立中央図書館・文書資料室 --戦災から復興した「文化の町」の象徴 釧路市中央図書館・釧路文学館 --「文学の街」の底力 《遺された本を受け継ぐ》 東洋文庫 --本の旅の果てに 国立映画アーカイブ--個人コレクションをめぐるドラマ 草森紳一蔵書--草森さんの本は川を渡って 大宅壮一文庫--「集団知」が生んだ雑誌の宝庫 遅筆堂文庫--小さな町に「本の海」が生まれるまで 《本を未来へ》 国立ハンセン病資料館--患者たちの手で集め、守った資料 長島愛生園神谷書庫--バトンは受け継がれる 大島青松園--島の読書生活をたどる 新潮社資料室--出版史を体現する資料に囲まれて 日本近代文学館--作家たちが託した夢 あとがき 南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ) 1967年、島根県出雲市生まれ。ライター・編集者。「不忍ブックストリート」前代表。「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。著書『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)、『蒐める人』(皓星社)、『古本マニア採集帖』(皓星社)、『「本」とともに地域で生きる』(大正大学出版会、11月刊行予定)、編著『中央線小説傑作選』『中央線随筆傑作選』(中公文庫)ほか。
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2021年10月のスズ路上観光日誌
¥1,500
新刊本 リトルレンズ文芸舎 2024年発行 2021年10月の3日間、能登半島の先端珠洲市を奥能登国際芸術祭2020+会期中に旅した際のよもやまな記録です。さいはての地をバスと自転車と徒歩でで巡った現代アート、商店街、Iターンコミュニティ、路上観察など著者なりの観光。リソグラフ 2色摺の本編+附録としてフルカラー1枚もののZINE。
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「本」とともに地域で生きる / 南陀楼 綾繁
¥1,980
SOLD OUT
新刊本 南陀楼 綾繁 著 大正大学出版会 2024年 以下、編集社HPより ・本著の内容 「一箱古本市」の生みの親、ライター南陀楼綾繁がその眼力で厳選した日本各地の行くべき本屋・図書館、読むべきローカルメディアを深掘りする。 ・本著の構成 第一章 本屋 自分自身に帰る場所 第二章 図書館 郷土の「知」を未来に手渡す 第三章 ローカルメディア 小さくても届く言葉
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キミは文学を知らない / 山本英子
¥2,200
新刊本 山本英子 著 灯光舎 2024年 京都で小説を書き続けた二人の作家のなにげない日々。 歴史小説家の故山本兼一と児童書作家「つくもようこ」こと山本英子、 二人の作家の明け暮れが綴られたエッセイ集。 淡々として、時にユーモラスな筆致のなかに存在する、二人が作家として生きてきた証が、 私たちの日常に小さな問いを投げかける。 夢や目標は、そう簡単に叶うものではないかもしれない。それでも、楽しいと思えること、自分の信じるものにひたむきに向き合って生きることを本書は伝えてくれる。 「あなたは、あなたを生きているか」 最終章にあるこの言葉は、本書が発する大切なメッセージであると思う。 著者、山本英子さんの夫である山本兼一さんは、『利休にたずねよ』を著し、直木賞を受賞した。しかし、2014年に惜しくも57歳という若さで急逝。出版した小説は24冊にもなる。 本書の前半では、10年前に亡くなった夫・山本兼一さんが残した取材ノートや手帳を改めて紐解き、自身の記憶を重ねて夫のありし日が語られていく。後半になると、次第に内容の主軸が英子さん自身に移り、自身の思い出に残る本や児童書を書くきっかけとなったエピソード、葛藤などが織り交ざったライフストーリーが展開する。 「道に迷いそうになったら、日本を探して歩くといい」と語り、この世を去る直前まで物語を書き続けた作家・山本兼一。 子どもたちに、自分のなかの「好き」を大事にして人生を歩んでほしいと想って筆をとった山本英子。 物書きとして生きること、葛藤や悩み、喜び。 小説を読んでいるような独特な文体で描かれたふたりの日常から浮かび上がる「作家性」や半生について。 本書を刊行する2024年は、山本兼一さん没後10年。 【山本兼一さんの経歴と主な著書】 1999年『弾正の鷹』で小説NON創刊150号記念短編時代小説賞佳作。 2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。 2009年『利休にたずねよ』で第140回直木三十五賞を受賞。 2012年第30回京都府文化賞功労賞受賞。 2014年逝去。 ◆主な作品 『白鷹伝 戦国秘録』 『信長死すべし』 『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』 『いっしん虎徹』 『狂い咲き正宗』など 目次 職業は、作家 挑んだ松本清張賞 直木三十五賞、候補は三回 善福寺川で悩む 決意は賀茂川で キミは文学を知らない シークエル 前書きなど 【決意は賀茂川で】より わたしは、中学一年生のときに初めて「空気を読む」ことを学んだ。きっかけは多くの女子が夢中になるものに、自分が惹かれていないことに気がついたからだ。流行のファッション、当時の人気のアイドル、みんなが語っていた憧れの職業……。孤立がいやで、自分の気持ちをごまかしていた。自分の「好き」はまわりの顔ぶれを見て隠したり出したりして過ごしていた。 中学校を卒業したわたしは、地元から離れた私立の女子校へ進学した。通学に1時間ちょっとかかったその学校は、小学校から短期大学まであった。高校の入学式では中学校から内部進学した子たちがにぎやかで、威圧されているようだった。教室に入って驚いた。一クラス50人学級だ。中学時代の女子は20人ほどだったから……2・5倍も空気を読まなければいけないのか……。わたしは緊張でクラクラしたことを覚えている。当時のわたしはどんな計算をしていたのだろう? 入学してわかったことは、この学校の服装基準、生活面の規則が恐ろしくきびしいことだ。大変な学校に入ってしまった……。これからの生活が不安だった。毎週細かな服装検査を受けていた。これをクリアすると、みんな同じような雰囲気になっていく。個性がみえなかった。 それから数か月経ち、学校に慣れてくると一人ひとりがみえてきた。運動の強豪校なので、インターハイ出場をめざし部活動に専念している子がいるのは知っていた。が、ほかにもいろんな子がいる。あらゆる女子キャラがそろっていた。大学進学のため予備校へ通っている子、音大をめざしレッスンに励む子、竹下通りで踊る「ロックンローラー族」「タケノコ族」のメンバー、テレビ番組でアイドルのうしろで踊るタレント志望の子、声優志望のアニメファン、演劇部でオリジナル作品に挑戦している子、男子校の生徒に人気のちょっとヤンチャな女子グループ……。ここの女子たちは、それぞれの「好き」にまっしぐらだった。 今、当時を考えると、この学校が特別だったわけではない。1クラス50人で13クラス、1学年600人以上! 人数が多いから、いろんな子に出会えただけだ。これだけ多いと、自分のマイナーな「好き」を口にしても「それ、知ってる!」という子もいるだろう。わたしは、当時の定番、雑誌の切り抜きが挟めるクリア下敷きに好きなロックバンドの切り抜きを挟んでいた。それを目立つよう机の上に置いた。ドキドキしたけれど、ワクワクしてた。 「えっ、これってピンク・フロイド? こんな誰も知らないようなの聴くんだ!」 にぎやかで苦手と思っていた、付属中学から進学してきた子が、下敷きを見て楽しそうに話しかけてきた。 「プログレが好きなんだ。カッコイイバンドも好きだよ……」 「ピンク・フロイドって一度聴いてみたかったんだ。今度LP貸してくれる?」 楽しい会話が始まってた。納得いかないおかしな校則に縛られ、窮屈だった高校生活だったけれど、楽しく学校へ通えたのは「好き」を気兼ねなく話せる友だちがいたからだ。 中学と高校に違いはない。なのに中学生のときのわたしは、自分で勝手に身構えて、隠していた。自分の「好き」を大切にしていなかった。 あのときのわたしのように、他人の反応を考えすぎて好きなことを好きでいられない、そんな思いをしている子は、たくさんいるんだろう。その窮屈な気持ちを物語で楽にできたら、そんな小説が書けたらいいな。そう考えていた。
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ファンキー中国 出会いから紡がれること
¥2,530
SOLD OUT
新刊本 井口淳子、山本佳奈子 編 灯光舎 2025年 以下、出版社HPより 音楽、クラフトビール、TikTok、豆腐屋、祭祀、ロックフェスに伝統劇―― 多彩な書き手が一堂に会し、それぞれの視点と切り口で描く、ファンキーな中国体験記! 音楽家や収集家、映画祭主催者、祭祀採音者、研究者など13人が集まり、自身の体験した「中国」をそれぞれが思う存分に綴ったエッセイ集を刊行。 80年代の「魔都」上海と食の記憶、中国の村に出現したド派手なステージでのライブ、TikTok で見つけた瀋陽公園で溌溂と踊る人々。70年代の文革期から現代中国という時代をまたにかけ、北京の胡同(フートン)から雲南省、 果てはフランスや台湾、モンゴルにまでエッセイの舞台が広がっていく。 報道では伝えられることのない、書き手たちが映し出す中国の姿。「伝統」に新しいものを豪快に取り入れる姿があり、厳しい規制があるなか、生活に染み入る絶妙な「ゆるさ」や「自由」がある。ときにはカルチャーギャップと呼ばれるような衝撃にも戸惑いながら、書き手ひとりひとりが経験した小さな「出会い」を紡ぎます。 中国といえば国家や政治や歴史という大きなイメージをつい頭に浮かべてしまいがちですが、人と人が出会う小さな瞬間にこそ、かけがえのないものがある。そんな、ひとつの希望を感じるような一冊を刊行します。 本文とカバーのイラスト及び装幀は、『送別の餃子』でお馴染みの佐々木優さん。「14人目の書き手」として、自身の記憶に残る中国の街並みをカバーに描いていただきました。 目次 〇目次 ◆中国の〝ないないづくしの音楽〟 山本佳奈子 ◆上海一九八七 広岡今日子 ◆伝統は、生のものですから。 長嶺亮子 ◆「おじさん動画」と自由の風 無常くん ◆尖閣列島わったーむん 宮里千里 ◆自由・平等・豆腐:豆腐伝道師・李石曾をめぐって 二村淳子 ◆インタビュー 中国~アジア、地べたの音楽家どうしの交流 大友良英 ◆北京現代アートをめぐる回想:芸術区の変遷を中心に 多田麻美 ◆中国独立電影を振り返る 中山大樹 ◆滲む国境 OKI ◆北京精釀啤酒(クラフトビール)攻略記二〇一五 濱田麻矢 ◆康定人民飯店61号室:のんしゃらんチベット放浪記 武田雅哉 ◆かくも長き中国駐在 井口淳子 著者プロフィール 井口 淳子 (イグチ ジュンコ) (著/文 | 編集) 井口淳子(いぐち・じゅんこ) 専門は音楽学、民族音楽学。文学博士。主な研究テーマは中国農村の音楽・芸能、および東アジアの洋楽受容(とくに上海租界と大阪)。大阪音楽大学教員。主な著書に『送別の餃子:中国・都市と農村肖像画』(灯光舎)、『亡命者たちの上海楽壇:租界の音楽とバレエ』(音楽之友社)、『中国北方農村の口承文化:語り物の書・テキスト・パフォーマンス』(風響社)、『上海、対岸のヨーロッパ――租界と日本をつなぐ芸術家群像』(岩波書店、二〇二五年刊行予定)など。主な共編著に大橋毅彦・趙怡・榎本泰子・井口淳子編『上海租界與蘭心大戯院:東西藝術融合交匯劇場空間』(上海人民出版社)。 山本 佳奈子 (ヤマモト カナコ) (著/文 | 編集) 山本佳奈子(やまもと・かなこ) アジアを読む文芸誌『オフショア』発行人で、ライター(インタビュー・ルポ・エッセイ)、編集者。尼崎市出身。2011年、東アジア各都市を訪れ現地のライブハウスやギャラリーをめぐり音楽家やアーティストらと交流を深めたことから、アジアの文化を日本語で発信するメディア「オフショア」を立ち上げた。アジア各地からの音楽バンド来日ツアーやドキュメンタリー映画上映会ツアーもプロデュース。 広岡 今日子 (ヒロオカ キョウコ) (著/文) 広岡今日子(ひろおか・きょうこ) 20世紀前半の中国服&戦前日本企業の中国向けポスター&1980年代の上海関連がらくたの収集を行う人。著作は『時空旅行ガイド 大上海』(共編著)、『食べる指さし会話帳 中国』(以上情報センター出版局)、『食べる中国語』(三修社)など。 長嶺 亮子 (ナガミネ リョウコ) (著/文) 長嶺亮子(ながみね・りょうこ) 沖縄生まれ、沖縄育ち。専門は民族音楽学、主に漢族系芸能と社会に目を向けている。また研究と並行してインドネシア・バリガムランの演奏活動も長年続けている。好きなものは古道具、タイル、路上観察。 無常くん (ムジョウクン) (著/文) 無常くん(むじょうくん) 札幌市生まれ。又の名は、「大谷亨(おおたに とおる)」。2020年2月、コロナ感染症拡大のため中国留学が強制終了し、子供部屋おじさんに転落。以後、少なくとも一日六時間は中国版TikTokをパトロールする生活が始まる。現在、都築響一が発行する有料メールマガジン『ROADSIDERS' weekly』にて、中国の大衆生活をレポートする「スリープウォーキング・チャイナ」を連載中。著書に『中国の死神』(青弓社)がある。 宮里 千里 (ミヤザト センリ) (著/文) 宮里千里(みやざと・せんり) 沖縄生まれ。20代前半から、琉球弧(八重山~宮古~沖縄~奄美)の民俗祭祀の録音に従事。著書に『アコークロー 我らアジアの小さな民』(ボーダーインク)、『ウーマク! オキナワ的わんぱく時代』(小学館) など。CDでは 『イザイホー』を発表、里国隆『路傍の芸』をストリート録音、大工哲弘・苗子&スカル・トゥンジュン 『ガムラン・ユンタ』はバリ島にてガムランとのセッションを録音・プロデュース 、『めいどいん栄町市場』『THE SHOW CASE NAHA 1994』 をプロデュース。趣味は、シマ豆腐を食べること、平敷屋エイサー鑑賞、東南アジアを歩くこと。 二村 淳子 (ニムラ ジュンコ) (著/文) 二村淳子(にむら・じゅんこ) 静岡県東部に生まれ育つ。昔はライター、今は比較文化研究者。専門は、東アジア藝術、フランス元植民地文化、飲食文化など。主な単著に、『ベトナム近代美術史』(原書房、木村重信民族藝術学会賞受賞)、『フレンチ上海』(平凡社)、『クスクスの謎』(平凡社)、『常玉SANYU 1895-1966モンパルナスの華人画家』(亜紀書房)など。現在、関西学院大学教授。 大友 良英 (オオトモ ヨシヒデ) (著/文) 大友良英(おおとも・よしひで) 映画やテレビ番組の音楽を数多く作りつつ、世界各地のノイズや即興演奏の現場をホームとする音楽家。ギタリスト、ターンテーブル奏者。音楽と美術のあいだのような作品から、一般参加型のプロジェクトまで多数手がけている。90年代より音楽によるアジア各地のネットワークづくりにも奔走。2005年にはアジアン・ミーティング・フェスティバルをスタートし、この活動は現在も続く。東日本大震災以降は故郷の福島でも活動。2012年芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門受賞。2013年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞受賞。COVID-19のパンデミック収束後は、再び世界中を駆け回る日々を送っている。〈http://otomoyoshihide.com〉 多田 麻美 (タダ アサミ) (著/文) 多田麻美(ただ・あさみ) 京都大学で中国文学を専攻した後、2000年より約17年間を中国で、2018年よりロシア・シベリア地方のイルクーツクで過ごす。興味の赴くまま、中国やロシアの文化、芸術、旅などをめぐる文章を執筆。著書に『シベリアのビートルズ』『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』(ともに亜紀書房)、『映画と歩む、新世紀の中国』『老北京の胡同』(ともに晶文社)など。 中山 大樹 (ナカヤマ ヒロキ) (著/文) 中山大樹(なかやま・ひろき) 金沢大学文学部で社会学を専攻。卒業後、北京と上海で語学留学をする。日本企業の上海駐在員、起業などを経て、2008年から2015年まで東京で中国インディペンデント映画祭を開催。その後は、日中の映画の上映や制作に携わっている。著書に『現代中国独立電影』(講談社)がある。 OKI (著/文) OKI(オキ) 20代でアイヌカミングアウトを果たすも周囲から弾かれ挫折、失意のままNYに移住、六年後のある日、東京のプロデューサーから映画美術監督のオファーがあり帰国、しかし数ヶ月で映画は頓挫、暗澹たる気分で向かった北海道で樺太アイヌの弦楽器トンコリと衝撃的な出会いを果たす。1993年、音楽は全くの素人だったが演奏と楽器製作を学び始める。すぐさま音楽制作レーベルChikar Studioを設立、安東ウメ子、Marewrew、Oki Dub Ainu Bandなど数多くのレコード、CDを世に放つ。日本での活動のほかWOMADなど海外音楽フェスにも多数出演している。先祖はカムチャツカ半島のどこか。母方は愛媛。 濱田 麻矢 (ハマダ マヤ) (著/文) 濱田麻矢(はまだ・まや) 関西人。子供のころ、『ひらけ! ポンキッキ』中の曲「カンフーレディ」にはまり、将来は中国武術の達人になりたいと思った。中国文学科への進路を決定づけたのは中学生のときに『LaLa』で読んだ森川久美『南京路に花吹雪』。大学在学時に張愛玲の小説に衝撃を受け、そのままずっと中国文学を読み続けている。夢は張愛玲の全作品を個人で訳すこと、隠れ家的ビアバーのオーナーになること。 武田 雅哉 (タケダ マサヤ) (著/文) 武田雅哉(たけだ・まさや) 北海道生まれ、北海道大学名誉教授。著書に『星への筏 黄河幻視考』(角川春樹事務所)、『蒼頡たちの宴』(筑摩書房・ちくま学芸文庫)、『楊貴妃になりたかった男たち』(講談社・講談社選書メチエ)、『中国飛翔文学誌』(人文書院)、編著に『ゆれるおっぱい ふくらむおっぱい』(岩波書店)、『中国文学をつまみ食い』(ミネルヴァ書房)、訳書に、ラウファー『サイと一角獣』(博品社)、クルナス『図像だらけの中国』(国書刊行会)など。
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水俣ZINE , MINAMATA FIELD TRIP REPORT
¥300
SOLD OUT
新刊本 MARCH 23-24 , 2024 個人発行
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その日暮らし / 坂口恭平
¥1,760
新本 坂口恭平 著 palmbooks 2024年 ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。 コロナ禍にはじめた畑。熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事な存在と出会った。日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。
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農とアナキズム 三原容子論集
¥2,640
新本 三原容子 著 アナキズム文献センター 2024年 1刷 著者が公害や差別問題と向き合う中で出会った「アナキズム」と「農本主義」。その二つのキーワードを手掛かりに、人と人の関係(アナキズム)、人と自然との関係(農本主義)にこだわり続けてきた三原容子。「アナキズム」が大学の研究テーマとして歓迎されなかった80-90年代、女性の立場から差別と支配のない社会を目指して奮闘する過程で生まれた先駆的な論文は今こそ読み返されるべき内容といえる。 これまで単行本化されることのなかった多くの著作から選り抜き、解説として「21世紀に「農とアナキズム」を読み直す」(蔭木達也/近代日本研究)を付して書籍化した。 カバー絵は辻まこと。 発行はアナキズム文献センター、発売は虹霓社。
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風景のほうが私を見ているのかもしれなかった
¥1,760
SOLD OUT
新本 飴屋法水 岡田利規 tiny palmbooks 2024 以下、発行元HPより 2010年に交わした往復書簡にはじまり、14年を経てふたたび交わされた対話と往復書簡、その言葉たち。 お互いの作品と自身の創作とを行き来しながら、演劇作品をつくること、小説を書くこと、さらにはよりひろく、ものをつくること、生きることにも繋がる言葉が時を経て、いつまでも古びることなく響いてくる往復書簡と対話。 目次 [往復書簡] 無神論者による神さまに向けたパフォーマンス [対話] 「個」と「種」を束ねる想像力 [往復書簡] 演劇、ものさしで測ることのできない夢 (文中に出てくる作品・一部紹介) 飴屋法水演出「転校生」「わたしのすがた」、小説「たんぱく質」 岡田利規作・演出「ゴーストユース」/チェルフィッチュ「三月の5日間」「わたしたちは無傷な別人である」「消しゴム山」、小説「わたしたちに許された特別な時間の終わり」「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」ほか 飴屋法水(あめや・のりみず) 1961年山梨県生まれ、東京都在住。演劇、美術、文筆を中心に、領域を横断しながら一貫して、人間の「生」の根源を見つめる独自の表現をおこなう。高校在学中、唐十郎の「状況劇場」に音響担当として加わり、83年「東京グランギニョル」を結成、演出家として独立。90年代は主に現代美術の分野で活動。その後、動物商となり、2005年「バ ング ント」展で美術活動を、07年「転校生」で演劇活動を再開。以来、フェスティバル・トーキョー、国東半島芸術祭などに参加。東日本大震災後、いわき総合高校の生徒たちとともに校庭で「ブルーシート」を上演。主な著書に『君は珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』『ブルーシート』『彼の娘』がある。 岡田利規(おかだ・としき) 1978年神奈川県生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家。主宰を務める演劇カンパニー・チェルフィッチュでの独特な言葉と身体の関係性による方法論や現代社会への批評的な眼差しが評価され、国内外で高い注目を集める。2005年「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。08年、初の小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞を受賞。海外での評価も高く、16年よりドイツの劇場レパートリー作品の作・演出を複数回務める。20年、タイの小説家ウティット・へーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞 選考委員特別賞を受賞。近年は能・狂言の現代語訳や形式を用いた作品も手がけ、21年、戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、22年、同戯曲で第25回鶴屋南北戯曲賞を受賞。
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風の便り / 小山清
¥1,760
SOLD OUT
新本 小山清 著 夏葉社 2021年 1刷
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【サイン入り】アーケードの本 / 宇田智子
¥1,100
新刊本での入荷ですが、少しヨゴレスレがあります、ご了承ください。 以下、ウララさんHPより 著者 宇田智子 挿画 武藤良子 装丁 宜壽次美智 発行 市場の古本屋ウララ 2024年9月15日 第1刷発行 B6 90ページ 「おかえりなさい、アーケード」展の最終日にようやく完成しました。アーケード再整備の活動のかたわらで考えたこと、読んだ本のことを書きました。 【目次】 はじめに 一 屋根の夢 アーケードを建て替える 市場中央通りの3つのアーケード 市場本通りのアーケード 一九九〇年夏の市場中央通り アーケードの本 二 アーケードとはなにか パサージュとアーケード 公私のあいだに バブルの幻影 日本の商店街のなりたち 商店街の写真に写るもの 小さな民 台湾のアーケード 友愛の表現 傘を建てる 知識人とアーケード (小休止) マイクラで学ぶアーケード 暗いところ 三 おかえりなさい、アーケード アーケード工事中 紙のアーケード 風船の夢 おわりに
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こじらせ男子とお茶をする
¥2,200
新本 月と文社 編 2024年 「どこへ行ってもやっていけない気がした」「人と同じことをするのがいやだった」「自分を理解されてたまるか、と思っていた」――。「こじらせている」と自覚する男性たちの、安定のレールに乗らない生存戦略とは? 元ニート、ミニマリスト、芸人、ひとり出版社経営者など、「主流」から逸脱し、振り切った生き方をしてきた30~50代の男性6人が登場。「何者かになるとは」から「オタクであること」まで、彼らならではの自意識との向き合い方や、世の中へのまなざしに触れる濃厚インタビュー集。 <本書に登場する男性たち> 島田潤一郎:ひとり出版社「夏葉社」代表。不器用な生き方を綴った『あしたから出版社』がロングセラー pha:元“日本一有名なニート”。近著『パーティーが終わって、中年が始まる』が大ヒット中 佐々木典士:ミニマリスト。『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』が世界累計80万部突破のベストセラーに ファビアン:芸人。吉本興業の第一芸人文芸部で活動。著書はショートショート小説『きょうも芸の夢をみる』 田中 弦:Unipos社長CEO。「人的資本開示のマニアック報告会」で上場企業経営者が大注目する異色の起業家 下平尾 直:ひとり出版社「共和国」代表。文化批判的な書物を圧倒的な熱量で刊行する、存在感際立つ版元
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それはただの偶然 / 植本一子
¥1,540
SOLD OUT
新本 植本一子 著 自費出版による初エッセイ集。自分を助けるために書いた日々。夏から秋にかけて書いた7篇と、『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を掲載。「わたしの現在地」とライフワークになるようなシリーズ名がついている。 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表
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いろいろな本屋のかたち
¥1,650
新本 本のすみか 2024年 発行 以下、本のすみかさんHPより 移動型・イベント・オンライン・間借り・シェア型書店・他業種の店舗内・山の上など多種多様なかたちで本を売る「いろいろな本屋」の活動について、8名の本屋店主の方々に執筆いただき、まとめた本です。 当店・本のすみかの店主も、無店舗時代のことを書いており、9名分の体験談を読むことができます。 参加本屋:くらしの本 ponte、ブックスタンドYori、Books移動祝祭日、クマヒコ書房、KAZENONE BOOK、杣Books、すなば書房、いどうほんやKOKO、本のすみか クリックポストで発送予定です。
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神戸からパレスチナでのジェノサイドに抗う ケア、生活、フェミニズム、クィアとの連帯
¥1,000
SOLD OUT
新本 小さな声の連帯 著 2024年 改訂版 1刷
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哲学対話日記 1.5
¥700
SOLD OUT
新本 2024年 著者 井尻貴子、江藤信暁、小川泰治、古賀裕也、竹岡香帆、得居千照、藤本芽生、堀静香
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回遊 第三号
¥1,100
SOLD OUT
新本 甲南読書会 2024年発行 駅前在庫
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アンリエット Henriette 【署名】
¥1,000
SOLD OUT
No.1 湖底に写されるシネマのように 峯澤典子 髙塚謙太郎 著 2024年 見返しに峯澤さんの署名入 以下、著者BOOTHより 詩誌「アンリエット」 「湖底に映されるシネマのように」 まず、それぞれが篇数もページ数も書き方も自由に作品を仕上げ、一枚の音楽の「アルバム」を作るようにそれらを並べました。 この一冊のタイトルは、「湖底に映されるシネマのように」。 論考2篇、詩は散文詩、改行詩合わせて17篇を収録。 余白のページも含めて、100ページのボリュームです。 二人の書き手の合同の「詩集」「作品集」とも呼べるような、読み応えのある充実の内容となりました。 「湖底に映されるシネマのように」…お楽しみいただけましたら幸いです。 ◆コンテンツの一部 ・一通 ・筆のあとさき ・雨季 ・あさきゆめみし ・茉莉 ・Malva sylvestris ・甘い香り ・朝 ・森川葵村『夜の葉』について ・三井葉子の詩について ……など。 一冊全体のデザインは、峯澤典子の個人誌や詩集『あのとき冬の子どもたち』『微熱期』の装幀を手がけた吉岡(片桐)寿子さんが担当。 「雨」や「水面」をイメージした、表紙のニュアンスのある色使いと、ヨーロッパのある街を上空から撮った写真……。控えめでありながら上質かつ洗練されたデザインも魅力です。 ◆執筆者&デザイナー プロフィール ◇髙塚謙太郎(たかつか けんたろう) 詩集に『さよならニッポン』(思潮社)、『カメリアジャポニカ』(思潮社/中原中也賞、鮎川信夫賞でともに最終候補)、『ハポン絹莢』(思潮社/中也賞最終候補)『sound & color』(七月堂)、『量』(七月堂/H氏賞)、『哥不』(ヰ層楽器)。 詩集以外の著書に、『詩については、人は沈黙しなければならない』(七月堂)がある。 ◇峯澤典子(みねさわ のりこ) 2008年に月刊誌『ユリイカ』の詩の投稿欄の新人に選ばれる。 詩集に『水版画』(ふらんす堂)、 『ひかりの途上で』(七月堂/H氏賞)、『あのとき冬の子供たち』(七月堂)、 『微熱期』(思潮社/歴程賞)。 ◇吉岡寿子(よしおか ひさこ) 広告や雑誌のデザイナーとして、さまざまな販促物のほか、雑誌『ELLE DECOR』『ELLE A TABLE』『GQ JAPAN』などのデザインを手がける。現在は片桐寿子の名で活動。 ◆仕様 ・表紙周り+本文100ページ ・持ち運びやすいB6サイズ。 ・表紙には、手漉きの和紙のようなやわらかな手ざわりの「波光」を使用。 ・本文には、やさしい風合いと温かみのある白さの「フロンティタフW」を使用。 ・見返し付。NTラシャの、雨の空や湖を思わせる「うす青」を使用。 著者 髙塚謙太郎、峯澤典子 発行 峯澤典子 発行日 2024年10月1日 B6判 100ページ
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りんどう 第1号
¥1,500
新本 らんたんそさえて 2024年 特集 まるごと水木洋子
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アジアを読む文芸誌『オフショア』第四号
¥1,980
新本 2024年 オフショア発行所 以下、版元HPより 『オフショア』はエッセイを中心としたアンソロジー形式の文芸雑誌です。アジアの音楽やアートの情報を発信するウェブマガジン「Offshore」(2011~)が、紙の文芸雑誌となってリニューアルしました。2022年8月創刊。速い情報発信ではなく、「やすい」や「おいしい」でもないアジア。じっくりアジアを考えます。 第四号より耐久性が気になってグロスニスを塗ったり(ピカピカはしてないのでほとんどみなさん気づかないと思いますが)、広告コーナーができたり(広告と言いつつお金はいっさいもらっていない)しています。1000部発行と小部数で、かつ現実的な原価にしないと継続発行できないため、定価を値上げしましたが、噛めば噛むほど味わえる、また10年や20年後になって、このなかに焼き付けられた言葉が効いてくるような、そんな号になったんじゃないかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 『オフショア』第四号 四六判・並製本・198ページ・モノクロ ISBN 978-4-9912649-4-8 C0495 ¥1800E 定価 本体 1800 円+税 発行 2024年8月18日 (農歴七月十五日) 目次 ■中原楽インタビュー「音響エンジニアが見るアジア、次代につなぐ現場環境」 ■愛国のヒーロー、占いにハマる。―詩から読む文天祥と占い師の交流(村田真由) ■サウナと写真の中の『テルマ&ルイーズ』たち(仲宗根香織) ■連載・第四回 台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として もぐりのアマチュア無線「香腸族」 (和田敬) ■スリランカを巡る記憶の旅(バーヌ) ■WOOTACCインタビュー「満足できる作品をつくったら、やめます」 ■帰化、離婚、大統領選挙―インドネシア人として生きる(武部洋子) ■ミュージシャンと住民票―第四号まで発行してみてどうなのか(山本佳奈子) 表紙写真:李剣鴻(リー・ジエンホン) ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩
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ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活
¥2,200
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新本 落合加依子・佐藤友里 編 小鳥書房 2024年 ■職業も住む場所もさまざまな100人の、ひとり暮らしの記録集 お笑い芸人/ 画家 / 大学生/ 喫茶店店主/ 会社員/ 学校職員/ 地方公務員/ D J/ デザイナー/ フリーター/ 編集者/ 研究員/ 詩人/ 本屋店主/ 事務職/ 書家/ 学芸員/ 文化施設職員/ 花屋/ ライター/ イラストレーター/ 映画監督/ 着付師/ NPO職員/ ラジオパーソナリティ / 縫う人/ 英語教員/ 映像作家/ ITエンジニア/ ピアノ講師/ ジビエ解体/ 料理家/ 医師/ カウンセラー/ 美容師/ 犯罪学者 ほか 『ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活』 編著=落合加依子、佐藤友理 エッセイ=100人の皆様 装丁・組版 佐藤友理 編集 落合加依子(小鳥書房)、佐藤友理 印刷・製本 シナノ書籍印刷株式会社 並製、B6、帯あり、240ページ ISBN978-4-908582-12-7 定価:2,000円+税 発行:小鳥書房 【編著者】 落合加依子 1988年名古屋市生まれ、東京都在住。ちいさな出版社と本屋「⼩⿃書房」の店主。住まいのある⾕保(やほ)という町と、そこで暮らすひとたちが好き。⼝ぐせは「やっほー」。著書に日記本『浮きて流るる 小鳥書房店主日記2021年3月~2022年6月』がある。 佐藤友理 1988年生まれ、仙台市在住。文化施設職員。遠くで暮らす十人のエッセイ集「まどをあける」企画編集。家事のお供にラジオを聴くので、聴きたいラジオが決まるまで家事が始まりません。